-これまでを振り返って。

 私は寅(とら)年の生まれですので年男になりました。さらに鵜飼は来年、創業70周年ですので節目が続きます。創業者である父の跡を継ぎ、1999年から15年間社長をし、長男弘幸に譲ってからは各務原商工会議所会頭など経済団体の要職を務めさせていただきました。

 会社を経営するにあたり、収支や考え方などは従業員に向けて全てオープンにしてきました。なぜなら、私は文系で技術屋ではありません。鵜飼は工作機械周辺機器メーカーですので技術屋あってこその会社。そのため「一緒にやろう」という考え方が強いです。また若い頃から「明るく楽しく元気よく」「信じてぶれずに最後まで」をモットーに社業や地域のための活動をしてきました。

 -事業承継については。

 8年前、坂祝工場に大きな設備投資を考えていたタイミングで社長職を譲りました。「すべて自分で取り

。長男は現在44歳。まだまだ始まったばかりで、今後にかけていろいろなことができます。より良い形を創り上げてほしいですね。

 -今後の目標は。

 父は少品種大量生産型でしたが、私は多品種少量生産を選択してニーズに合ったものづくりをしてきました。次は新しい方向性を考える時です。昨年、医療機器製造業登録証の交付を受けましたがそれも第一歩。ヒントになりそうな新聞記事や本などの資料は渡していますが決めるのは社長です。創業100年に向け、しっかり歩んでほしい。

 今後の生産体制についても考える時期です。現在、工程ごとに五つの工場に分かれていますが、一つに集約させることを視野に入れています。すぐにできる話ではありません。魅力的な話があった際、すぐに対応できるように常に青写真を描いておきます。