-長引くコロナ禍で、消費者一人一人の健康意識が高まっています。

 健康であることの価値観が高まることで、人々の健康に寄与する事業を展開する当社の存在意義も高まってきており、より一層、期待に応えなければなりません。当社が貢献できる分野はジムなどの運動施設、介護、医療の現場や美容関係など多岐に及んでいますが、その中でも特にコロナ禍で見直されたのが、かかりつけ医の重要性。予防医学に注目が集まっており、当社が力を入れていく機能性表示食品の分野が果たす役割は大きいです。

 -機能性表示食品事業の展望は。

 機能性表示食品は2015年に制度が開始し、年々、市場規模を拡大しながら、21年には2800億円余りに達しており、さらなる成長性も見込めます。当社は蜂産品の生産からスタートし、健康関連食品の受託メーカーとして磨いてきた、研究開発、提案までを一貫する総合力が強みです。一昨年からは商品コンセプトやカテゴリーごとにエビデンスをまとめ、提案する「API,s CF(アピズ・コンセプトフォーミュレーション)」に力を入れており、機能性表示食品の分野でも貢献できる余地は大きいと考えます。

 -医薬品の分野では、子会社のユニジェンがコロナワクチンの生産を受託しており、開発、製造が待たれます。

 当社からは状況を開示できませんが、国産ワクチンの開発は国策でもあり、期待を感じています。安全で安心なワクチンを製造するため、メーカーの要望に応えて粛々と進めていきます。

 -今年の意気込みを。

 節目の50期を迎えている上、私個人も還暦を迎える年男であり、一つの転換点にあるのは違いないと思います。柱となる健康食品、医薬品、機能性商品の各分野の進展に加え、(植物性の原材料を活用した)プラントベースフードなど次世代を切り開くための事業の体制を整えていきます。