堀島行真選手が寄せたサインを手に、エールを送るクラブの関係者=安八郡安八町氷取、OKB体操アリーナ

 北京冬季五輪のフリースタイルスキー男子モーグルで金メダルを期待される岐阜県揖斐郡池田町出身の堀島行真選手(トヨタ自動車、岐阜第一高出)が、3日に始まる予選に出場する。世界トップレベルの堀島選手だが、オフシーズンには県内で体操に取り組み、エア(空中技)の技術を高めていた意外な一面を持つ。練習場所は、安八郡安八町氷取のOKB体操アリーナ。競技を前に、関係者がエールを送っている。

 「気持ち良く終えてくれたら」と活躍に期待するのは、同アリーナを拠点とするNPO総合体操クラブの臼井俊範理事長(55)。堀島選手は、3年ほど前から夏のオフシーズンを中心に訪れ、空中での感覚をつかむためトランポリンや跳馬、ゆか、鉄棒などに取り組んでいたという。連日6~7時間ほど打ち込む時期もあり、「(体操クラブの生徒で)どんなに上手な子でも、なかなか習得できないスピードで上達していた」と臼井理事長。持ち前の高い身体能力と、努力を重ねる姿勢に舌を巻いた。

 一方で、練習以外では「いい意味でトップアスリートという感じがしない、気さくな若者」とも。アリーナ入り口には、堀島選手が寄せたサインが飾られており、体操を学ぶ子どもたちが憧れる選手にもなっている。臼井理事長は「あれほどのレベルであれば結果がついてくる」と活躍を信じている。