4年前のリベンジを果たそうと、強い思いで北京冬季五輪に臨む堀島行真選手(中央)=中国河北省張家口

 【張家口=岐阜新聞記者】「4年前のリベンジを果たす」。フリースタイルスキー男子モーグルの堀島行真選手(24)=トヨタ自動車、岐阜第一高出=は並々ならぬ思いで、4日に開幕した北京冬季五輪に臨んでいる。前回の平昌五輪ではメダルを期待されながらも11位に終わり苦杯をなめた。今回、3日の予選1回目で決勝進出を決められなかったが、5日の予選2回目、そして決勝に向け「不安があった平昌の時と違って、明確にプランが立った状態で臨めている。戦う姿を見せたい」とメダル獲得へ闘志を燃やす。

 平昌では、決勝2回目の第1エアの後に転倒。悔しさから目に涙を浮かべた。「平昌は、失敗したらどうしようとか不安ばかりが先立った」と振り返る。「自分のやりたかった滑りは一つもできずに五輪が終わってしまった」と悔やむ。

 まだ絶対的な自信がなかった。平昌前最後のワールドカップ(W杯)では優勝したものの、それ以外は4位が最高で、表彰台が遠かった。思い知ったのは全体的な安定性の重要さだった。
 今季の開幕の前には、体操や障害物を飛び越えるパルクール、高飛び込み、フィギュアスケートといったモーグル以外のさまざまな競技に挑戦した。体の使い方を学び、バランス感覚も磨いたことで、採点の6割を占めるターンのレベルアップにつなげた。

 今は不安は消え、自信に満ちあふれている。4年前とは大きく変わり、北京五輪シーズンは、W杯初戦で3位に入ると、第2、4戦で優勝。五輪前最後となる第9戦でも優勝し、W杯3勝で、9戦全てで表彰台に上がった。確かな自信を持って五輪に臨めている。

 3日の予選1回目では、第2エアの後にバランスを崩し、ポイントが伸びず16位。1回目での決勝進出を逃し、上位10人が決勝に進む予選2回目に臨むことになったが、本人に焦りはない。メダル獲得に必要なことは「自分の滑りをする」こと。本領を発揮するのはこれからだ。