やりがい聞いてみました

高校時代に実習に来た施設で活躍中 小倉力也さん(特別養護老人ホームみずなみ瀬戸の里・瑞浪市)

-介護職員になったきっかけは。

 中学生の時、父がデイサービスの業務に携わっていたことから、福祉の世界に興味を持ち、ボランティアにいきました。利用者から戦争のことをはじめ、さまざまな話を聞かせていただけたことがとても楽しく、将来は介護職員になりたいと思うようになりました。そして、坂下高校福祉科に進学しました。  

 高校時代はいろんな施設へ実習に行きました。実習で職員のキビキビした動きを見る度に「自分に介護職が務まるのだろうか」と不安になりましたし、授業で習うこととのギャップにも戸惑いました。  

 転機は2年生の時で、みずなみ瀬戸の里で3週間ほど実習をしたことで職員や利用者の様子が良く分かり「ここでなら頑張れる」と強く思うことができました。現在7年目です。大変なことはありますが、辞めたいと思ったことはありません。ここでなかったら、長続きせず施設を転々としていたかもしれません。福祉科で学び、いろんな施設に行けたことは大きなことだったと感じています。

-特養で働く利点は。

 夜勤があるからこそ、利用者の一日の様子が分かり、より良いケアにつなげられると思います。夜勤は手当がもらえる点も利点です。

 当施設では、夜勤の日は夜9時から朝7時までの勤務で、翌日は正午からです。時間を有効に活用できるので自分にはこの勤務が合っていると感じています。

 2020年に同じ職場の介護職員と結婚したのですが、一緒の時間も1人の時間もそれぞれ設けることができ、不満はありません。

-やりがいや大変なことは。

 利用者から、いろいろな場面で「ありがとう」と言ってもらえ、仕事とは言えやはりうれしいですし、明日も頑張ろうと思えます。  

 大変なことは新型コロナに関連することです。濃厚接触等で出勤できない職員が複数いた時は特に慌ただしいです。こればかりは「しゃーない」というのが本音で、大変な時こそ「自分が利用者の立場だったら」と考えて行動するようにしています。

-施設の自慢できる点は。  

 最新のシステムを柔軟に取り入れている点です。全利用者のベッドに「眠りSCAN」というセンサーを設置して、睡眠状態を計測しています。利用者の状態はiPadでリアルタイムに分かり、夜間に起きてしまった場合など効率的なケアができます。  

 iPhoneもあり、別の職員がインカムを通して話したことが文字入力されるので、聞きそびれた時でもすぐに確認できて便利です。利用者の尿意を測る装置の導入準備も進んでいます。最新機器の導入で働きやすくなるとともに勉強になっています。  

 情報発信に力を入れている点も自慢で、開かれた施設だからこそだと感じています。多くの人にホームページやパンフレット等を見ていただき、明るい雰囲気を感じてもらえると良いですね。