村瀬心椛選手の活躍を願い、全力で応援するクラスメート=本巣市仏生寺、岐阜第一高校

 北京冬季五輪のスノーボード女子スロープスタイル、ビッグエア日本代表の村瀬心椛(ここも)選手(17)=ムラサキスポーツ=。幼い頃から抱いていた五輪に出場するという夢をかなえ、今は夢舞台での戦いの真っただ中だ。在籍する岐阜第一高校(岐阜県本巣市仏生寺)には運動系の部活で活躍する選手が多いが、クラスメートで女子ラグビー部の生徒(17)もその一人。「心椛が頑張っているので自分たちも頑張れる。気負わず臨んでほしい」とエールを送る。

 「天真らんまん」。生徒は村瀬選手の印象をそう語る。競技中と普段のギャップには驚くといい「競技の時は顔つきがガラッと変わる。でも普段は何もないところで転んだりする面もある」と笑顔で話す。

 学校では、一緒にトレーニングをしたり、行きたいカフェや、古着の話をしたりする。歌も上手だといい、シンガー・ソングライター優里さんの「ドライフラワー」や瑛人さんの「香水」といったヒット曲を教室で歌うこともしばしば。生徒は「みんなそんな心椛が大好きだし、尊敬している」と話す。

 昨秋の大会で県ベスト4の女子バレーボール部の生徒(17)は村瀬選手のイメージを「癒やしキャラ」としつつ、「『自分ももっと頑張らないと』と思わせてくれる存在」と感謝する。女子ラグビー部の生徒は「五輪に出るだけでもすごい。自分ももっと練習してうまくなって、将来は世界で活躍できるような選手になりたい」と、同級生たちは刺激を受けている。

 村瀬選手は5、6日に行われたスロープスタイルでは予選を2位で通過し期待が高まったが、決勝は10位にとどまった。レース後「自分の滑りを出し切りたい」と14日に始まるビッグエアに向けて強く言い切った。「心椛らしく納得のいく滑りを」。クラスメートの温かい応援を力に、悲願のメダル獲得へ挑む。