クラシックカーの販売に関する架空の投資話で約4億円をだまし取ったとして、詐欺容疑で兵庫県警に逮捕された自動車修理仲介業の男が、投資家から総額約56億円を集めた疑いがあることが1日、県警への取材で分かった。神戸市内で経営していた会社は破綻し、30億円以上が償還されない可能性があるという。

 県警によると、男は東京都渋谷区、室崎泰夫容疑者(42)。同県西宮市の男性から約4億円を詐取した疑いで9月に逮捕し、東京都の男性への詐欺容疑で10月1日に再逮捕した。

 再逮捕容疑は東京都の会社役員の男性(46)に、昨年4、5月に計約1億4400万円を振り込ませ、詐取した疑い。