公的職業訓練で資格取得

浦野順子さん(サンビレッジ宮路・池田町)

 15年間、レストランで働いていました。やりがいはあったのですが「日々一生懸命だけれどスキルアップは望めない。資格があるわけでもない。このままでいいのだろうか」という思いは抱いていました。

 息子が成人したタイミングでふとハローワークへ行ってみたところ、相談員から「国家資格取得!介護福祉士職業訓練生募集 入学金授業料無料」というチラシを渡され、公的職業訓練という形で2年間、雇用保険を受給しながらサンビレッジ国際医療福祉専門学校(通称・サンビ校)で学べるという制度の説明を受けました。正直、介護職員になりたいという強い思いがあったわけではありませんでしたが、2年間みっちり学んでから就職できると知り、一歩踏み出してみることにしました。

 サンビ校での学びは、とても有意義でした。入学前は介護職と言えば食事や入浴、排せつの介助というイメージでしたが、それは一面でしかなく、専門職として、その方のできない部分を見極めて手伝わせていただくやりがいの大きな仕事ということを学べました。また「自分を知る」という授業が心に残っています。接客業の経験から、相手の動きを先読みする習慣が付いていましたが、自立支援の観点から見たら先回りしすぎ、やりすぎは不親切になることに気付けました。

 卒業して5年が経ちましたが、今でも同級生は全員、介護福祉士として働いていて励まし合える関係です。年齢はさまざまですが全く気になりません。同じ思いの仲間がいることを心強く感じています。

 1年ほど前からはリーダー職をしていますが、まだまだこれから。サンビ校には「利用者は先生」という言葉があるのですがまさにその通りで、表情やしぐさから介助方法の見直しを行うこともありますし、これまでの人生経験を踏まえたアドバイスをいただけることもあります。介護は本当にすてきな仕事です。ぜひ、公的職業訓練生として学んでから就職という道があることを知っていただけたらと思います。