看護学校→飲食店→現在

野村真紀さん(サンライズ長良・安八町)

 2人の子どもを出産した後しばらくは、子育てに専念していましたが小学校に入ったタイミングで手に職を付けたいと思い、准看護学校に入学しました。卒業後は正看護師を目指して勉強を続けていたのですが、精神的に落ち込んでしまうことが重なったため断念し、カメラマンのアシスタントや飲食店での接客など、10年近くは医療や介護とは無縁の仕事をしていました。しかし、せっかく取得した准看護師資格を生かした仕事がしたいと就職活動し、やっと見つけた職場がサンライズ長良でした。未経験で何もできないことを不安に感じている私に対し、山中美惠子理事長が「そんなことは気にしなくていい。資格があるならば来ればいい」と受け入れてくださったことは入職してから7年以上が過ぎた今でもはっきりと覚えています。

 実際に介護施設での仕事を始めてみると「対象が飲食を楽しんでいる方から利用者に代わっただけで、私からしたら皆さん同じ。相手に楽しんでもらいたいという気持ちは変わらない」ということにすぐに気付けたため、違和感や戸惑いはありませんでした。ただ、経験がない分「皆さんに迷惑をかけてはいけない」という気持ちは強く、与えられた仕事は全力で行い、そうしていくうちに仕事の幅が広がっていきました。

 最近、私の母親も介護が必要な状態になりました。介護が始まってみて、自宅でみたいけれど難しいという現実に直面し、家族の皆さんも葛藤した上で特養に託しているということが身に染みてわかりました。そんな家族の思いを受け止め、毎日を有意義に過ごしてもらうにはどうしたら良いかを自分に問いかけ、周りの知恵も借りながら働いています。気付いたことなどははっきりと言うため、同僚からは小姑だと思われているような気がしますがそれでいいです。これからも介護業務付き看護職という立場から、利用者一人一人が笑って過ごせるようサポートし、最期の時に「サンライズで良かった」と思ってもらえれば、こんなうれしいことはないですね。