ピート・ローズ氏(AP=共同)
 レッズの本拠地グレート・アメリカン・パークに設置されたピート・ローズ氏のブロンズ像と垂れ幕=13日、シンシナティ(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米大リーグ機構(MLB)は13日、歴代1位の通算4256安打を記録しながら、野球賭博関与で永久追放となった故ピート・ローズ氏の資格回復を決定したと発表した。ロブ・マンフレッド・コミッショナーが、永久追放の処分は対象者が死亡した時点で終了するとの方針を決めた。

 AP通信によると、ローズ氏は米国野球殿堂入りの資格も得て、最短で2028年の選出が可能という。レッズなどで活躍し、1989年に永久追放処分を受けた同氏は再三、資格回復を訴えてきたが、認められず昨年9月に83歳で死去。遺族から請願が出されていた。トランプ米大統領は恩赦を与える意向を示している。

 今回の決定により、ローズ氏のほか1919年のワールドシリーズで八百長をしたとされる伝説の名選手、“シューレス”ジョー・ジャクソン氏ら16人が資格を回復した。