札幌に初夏の訪れを告げる「さっぽろライラックまつり」が14日、市中心部の大通公園で始まった。25日までの期間中、焼きたてのパンや200種類以上の道産ワインを提供するブースが並び、ステージでは吹奏楽やバンドのライブも。紫や白の花々をめでながら、北国の味と音楽を楽しめる。
ライラックはモクセイ科の落葉樹で「札幌の木」に指定されている。大通公園では約400本が見頃を迎え、初日は先着千人の来場者に苗木がプレゼントされる。
まつりは1959年に始まり今年で67回目。大通公園のほか札幌市白石区の川下公園でも開かれ、主催者によると昨年は計約76万4千人が足を運んだ。