米国への出発前、取材に応じる赤沢経済再生相=13日午前、羽田空港

 赤沢亮正経済再生担当相は13日午前、トランプ米政権の高関税政策を巡る6回目の閣僚交渉に臨むため、羽田空港から米ワシントンへ出発した。異例の4週連続の訪米。近く開く日米首脳会談で一定の合意を得る道筋を付けられるかどうかが鍵となる。日本車に対する追加関税の撤廃や引き下げの実現に向けぎりぎりの攻防となりそうだ。

 赤沢氏は出国前に記者団の取材に応じ、トランプ大統領が輸入自動車に課す25%の追加関税を「近い将来引き上げるかもしれない」と述べたことに言及。「(日米間の)交渉がまとまれば別枠、特別扱いになる」と語った。赤沢氏は米東部時間13日にベセント財務長官らと会談する方向だ。