【テヘラン共同】暗闇に包まれたイラン首都に巨大な閃光が走った―。13日、イスラエルの攻撃を受けたテヘラン。中東の衛星テレビ、アルジャジーラがその様子を伝えた。市内では爆発音が複数の場所で響き、夜が明けるにつれ、市民らは不安そうな面持ちで路上に。国営イラン通信によると、住宅街も被害に遭い、女性や子どもを含む死傷者が出た。
テヘランに住む女性会社員(34)は取材に「大きな爆発音で目覚めた。市民は怖がっている」と語った。
複数の建物から火の手が上がり、消防車など緊急車両が出動、規制線も張られた。市内のあちこちにがれきが散乱。崩壊した建物で捜索する市民らの姿も見られた。
窓枠が落ち、寝具などが散らばる住宅の屋内や、一部が削り落とされたように崩落した建物が被害の大きさを物語った。