【エルサレム、ワシントン共同】イスラム組織ハマスは18日、ビデオ声明で、パレスチナ自治区ガザでの停戦について、これまで人質の全員解放を含む案を示してきたがイスラエルが拒絶したと主張した。全員解放と引き換えの条件は不明。仲介国カタールでは、60日間の停戦中に人質10人と18遺体を引き渡す案が協議されており、主張は交渉への揺さぶりの可能性がある。
ガザ保健当局によると、戦闘開始後のガザ側死者は5万8千人を超えている。
ハマス拘束下の人質は50人で、20人が生存する。主要争点であるイスラエル軍のガザ撤収では、イスラエルは撤収規模を拡大する「譲歩」を見せたとされる。