第27回参院選は、20日午前7時から全国各地で投票が始まった。石破茂首相(自民党総裁)にとって、昨年10月の就任直後の衆院選に続く大型国政選挙。消費税減税か現金給付かといった物価高対策やトランプ米政権の高関税措置を巡る対応などが主要争点となった。与党は衆院で少数となっており、非改選を含め参院全体で過半数を維持できるかどうかが最大の焦点だ。21日未明にも大勢が判明する。
総務省によると午前10時現在の投票率は全国平均6・62%で、前回2022年の同時刻の6・17%を0・45ポイント上回った。
投票は一部地域を除き午後8時に締め切られ、即日開票される。総務省によると期日前投票は、公示翌日の4日から18日までに2145万220人(選挙区)が行った。
選挙区350人、比例代表172人の計522人が立候補。改選124議席(選挙区74、比例50)と、東京選挙区の非改選の欠員補充を合わせた計125議席を争う。