20日、豪雨の影響で倒壊したコンビニエンスストア=ソウル近郊の京畿道加平(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国政府は20日、全国で16日から続いている豪雨による土砂崩れなどで計10人が死亡し、8人が行方不明になったと発表した。避難者は約1万3千人に上り、このうち約4600人が帰宅できていない。被害がさらに広がる恐れがある。

 韓国メディアによると、南部慶尚南道山清郡で土砂崩れが発生し、消防が救助活動を続けている。道路の冠水や、河川関連施設の崩壊も相次いだ。

 16日から20日午前5時(日本時間同)までの合計降水量は、山清で793ミリだった。