20日午後4時10分ごろ、JR山手線内回りの新大久保―新宿間を走行中の車両で、乗客の荷物から発火しているのが見つかった。JR東日本によると、発火したのはスマートフォンかモバイルバッテリーとみられ、間もなく鎮火した。東京消防庁によるとけが人は4人。うち2人は病院搬送されたがけがの程度は軽い。もう2人は搬送を辞退した。警視庁が現場の詳しい状況を調べている。
安全確認をした影響で山手線は内回りと外回りが、一時全線で運転を見合わせた。発火があった山手線電車のいずれかの車両から、乗客が非常用ドアコックを操作し、線路に降りた。
運転再開は、外回りが午後5時ごろ、内回りは午後6時10分ごろになった。中央線快速や埼京線など首都圏の各路線でも運転見合わせが相次いだ。