郵船クルーズが新造した豪華客船「飛鳥3」=20日午後、横浜市の横浜港

 日本郵船傘下の郵船クルーズ(横浜市)が新造した豪華客船「飛鳥3」が20日夕、就航した。乗客約510人が横浜市の横浜港から北海道の函館港や小樽港を巡る7日間の初航海に出発した。新造船の就航は同社として約34年ぶりとなる。

 横浜港には飛鳥3を一目見ようと3千人を超える人が詰めかけた。就航を記念した式典では、小久江尚船長が「日本のクルーズ業界のリーディングシップとして大勢の皆さまに愛される船にしたい」とあいさつした。

 飛鳥3は横浜港を母港とする全長約230メートルの大型クルーズ船。日本一周クルーズなど各地への運航が今後予定されている。