無所属新人の山尾志桜里氏

 国民民主党が参院選比例代表の公認を見送り、無所属で東京選挙区に立候補した元衆院議員、山尾志桜里氏の落選が確実となった。山尾氏は出馬表明時、左派と右派の分断が進んでいるとして「中道政治をあきらめない。女性天皇の容認や憲法改正による安全保障実現など、国家観を自由度高く訴えたい」と述べていた。

 山尾氏を巡っては国民民主党が5月に擁立を発表。6月の記者会見で、過去に不倫疑惑が報じられた際の自身の対応を念頭に「極めて未熟だった」などと釈明したが、交流サイト(SNS)を中心に出馬を疑問視する声がやまず、公認が見送られた。

 山尾氏は2009年に衆院議員に初当選。民進党で政調会長などを担った。