大阪選挙区で当選を決め、花束を受け取る日本維新の会の岡崎太氏=20日夜、大阪市東成区
 柳本顕氏

 改選4議席の大阪選挙区で、維新新人の佐々木理江氏と岡崎太氏が議席を確保した。前身政党時代の2016年から続く2議席獲得を果たし、本拠地の底力を示した。自民は新人の柳本顕氏が及ばず、01年以降続いてきた議席獲得が途絶えた。参政新人の宮出千慧氏が若年層を中心に支持を伸ばし、初当選を確実にした。

 維新は支持の偏りが心配されたものの、大阪府内の地方議員らが票を掘り起こした。各地の応援に回っていた吉村洋文代表が終盤に入って引き締めた。24年衆院選の府内小選挙区で全敗した公明は、現職杉久武氏が支持層を手堅く固めて3選。自民柳本氏は保守層をまとめ切れなかった。