メディアのインタビューに応じる自民党の森山幹事長=20日午後8時8分、東京・永田町の党本部

 人口の少ない隣接県を統合する「合区」の鳥取・島根、徳島・高知両選挙区では20日、自民党新人の出川桃子氏、野党系の無所属現職広田一氏がそれぞれの選挙区を制した。合区に擁立できない県の救済策として、自民主導で2019年参院選から設けた比例代表「特定枠」には自民2人、れいわ新選組1人の計3人が当選した。

 自民の2人は現職舞立昇治氏と新人福山守氏。合区の両選挙区のうち、候補者を出せなかった鳥取と徳島をそれぞれ地盤としている。れいわは東京外国語大名誉教授の新人、伊勢崎賢治氏が当選した。

 合区は「1票の格差」是正のため、16年参院選で導入された。