物議を醸しながらも議席を大きく伸ばした参政党。「17日間でどんどん追い風が吹くのを感じた」。東京都新宿区の開票センターで選挙戦を振り返った神谷宗幣代表は、朝鮮人を意味する差別表現や「高齢女性は子どもを産めない」といった発言で浴びた批判も「たたいてもらってよかった」と意に介さなかった。
党が掲げた「日本人ファースト」のキャッチコピーは排外主義につながるとの懸念が根強い。神谷氏は「外国人差別と言われるが、そういう言い方は一切していない」とし、「レッテルを貼られた」と反論した。
「教育勅語の尊重」など戦前に回帰するかのような新憲法案は党員の理想を書いたものだとした。