共同通信出口調査で、比例代表で参政党に投票したと回答した人を政党支持層別に分析すると「支持する政党はない」と答えた無党派層で11%に上った。国民民主党15%、立憲民主党13%、自民党12%に続く4番目の支持だった。自民支持層の4%、国民民主と日本維新の会のそれぞれ3%、立民の2%の支持も得た。年代別では若年層(30代以下)を中心に幅広く浸透。他党の支持層を取り込んだ上で、無党派層の得票を伸ばした実態が浮かび上がった。
「日本人ファースト」を掲げた参政は「排外主義的」と批判されつつ、神谷宗幣代表らの主張が注目を集めた。SNSの発信にも熱心で、無党派層に支持が広がったとみられ、参政支持層は85%が投票した。
年代別では、若年層と中年層(40〜50代)で参政への投票割合が高かった。10代(23%)と20代(22%)は国民民主に次ぐ2番目で、30代(22%)と40代(18%)では全政党中トップだった。50代(15%)も自民に次ぐ2番目を記録、60代が11%、70歳以上が5%だった。