大幅に議席を減らした自民党の石破茂首相(党総裁)は「厳しい情勢だ。謙虚に受け止めないといけない」と険しい表情で語った。党が掲げた現金給付案を念頭に「非常に困っている家庭に、早く手厚い対策を打っていくということがなかなか理解を得られなかった」と、淡々と敗因を分析した。
党本部に設置された開票センターでインタビューに応じた首相はカメラを真っすぐ見据え、下野の選択肢を明確に否定した。
公明党の斉藤鉄夫代表は、与党が多くの議席を失う見通しとなった理由を問われ「責任ある物価高対策がいまひとつ浸透しきらなかった」と振り返った。