愛知選挙区で落選が決まり、頭を下げる公明党の安江伸夫氏=20日深夜、名古屋市
 愛知選挙区で当選を決め、万歳する参政党の杉本純子氏=20日深夜、名古屋市

 国民の水野孝一氏、参政の杉本純子氏、立民の田島麻衣子氏、自民の酒井庸行氏が議席を獲得した。公明現職の安江伸夫氏が苦杯をなめた。公明は、改選数が1増した2016年から維持してきた議席を守れなかった。

 公明は安江氏の議席死守に向け、山口那津男元代表が計3回、選挙区入りするなどてこ入れを図ったが、及ばなかった。

 共産の須山初美氏、れいわの辻恵氏は支持層をまとめたが、他党支持層や無党派層に浸透できなかった。諸派の田中克和氏、維新の広田紗久良氏、社民の大西雅人氏は、いずれも広がりを欠いた。