沖縄選挙区で当選を決め、喜ぶ高良沙哉氏。右は沖縄県の玉城デニー知事=20日夜、那覇市

 沖縄選挙区では、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対するオール沖縄が擁立した無所属新人の高良沙哉氏(46)が、自民党新人の奥間亮氏(38)との選挙戦を制した。高良氏は支持者らを前に「辺野古の問題は県民の中でとても心に引っかかっている。しっかり向き合っていく」と訴えた。

 来年の知事選での勝利を目指す自民にとっては痛手となった。

 高良氏の選対本部長を務めた玉城デニー知事は「移設反対の民意はやはりぶれていない」と強調した。市長選で連敗が続き、退潮傾向にあったオール沖縄にとって、知事選に向けた好材料となりそうだ。