国民新人の庭田幸恵氏が初当選した。富山県選挙管理委員会によると、衆参合わせて県内選挙区で女性が勝利したのは初めて。自民現職の堂故茂氏は3選を果たせなかった。自民にとっては、2007年以来、18年ぶりの敗北となった。
庭田氏は、党幹事長の榛葉賀津也氏が公示後に計3回、選挙区入りするなどのてこ入れが奏功。国民支持層を固めた上、立民の支持層にも浸透した。
堂故氏は、足元の支持層固めが進まなかった。6月末には高岡市長選が保守3分裂選挙となり、自公推薦の現職が敗北。衆院富山1区選出の田畑裕明氏を巡る不適切な自民党員登録問題も影響したとみられる。