福岡選挙区で当選を決め、万歳する公明党の下野六太氏(中央)=21日未明、福岡市

 現新13人が争った混戦は、参政新人の中田優子氏が初当選を果たした一方、立民現職の野田国義氏が落選した。改選数が2から3に増えた2016年以降、自公と旧民主系で議席を分け合ってきたが、その一角が崩れた。

 中田氏は都市部を中心に街頭演説を重ね、子育て支援の拡充などを訴えた。野田氏は支持母体・連合の組織票が国民と分散する形となり、届かなかった。自民現職の松山政司氏と公明現職の下野六太氏は当選した。