【ワシントン共同】ロイター通信は11日、トランプ米大統領が中国への関税の一部停止措置を90日延長する大統領令に署名したと報じた。12日未明(日本時間12日午後)が期限だった。24%分の関税が復活する恐れがあったが回避されることになった。2期目のトランプ政権下での対中追加関税は30%が維持される。

 米中両国は、スウェーデン・ストックホルムで7月に実施した閣僚級協議で期限を90日延長する方向で一致し、トランプ氏と習近平国家主席に最終判断が委ねられていた。

 一方でトランプ氏は、10日の交流サイト(SNS)への投稿で、米国からの大豆輸入を4倍に増やすよう中国に要求した。