【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズは11日、トランプ政権が西部カリフォルニア州沖で約40年ぶりに原油や天然ガスの掘削を新たに認める方針だと伝えた。温暖化対策や環境保護を重視する民主党のニューサム同州知事は「成功の見込みはない」と批判した。

 カリフォルニア州沖では1969年に原油が大量に流出する事故が起き、深刻な環境被害をもたらした。同紙によると、事故後、州が管理する水域では掘削が禁止された。連邦政府管理下の水域では限定的に掘削が続いているが、1980年代半ば以降は新たに許可されたものはない。