北方領土や島根県の竹島、沖縄県の尖閣諸島について日本政府の立場を紹介する「領土・主権展示館」(東京都千代田区)が14日、3面スクリーンを備えた新施設「ゲートウェイホール」をオープンした。日本の領土や海洋に関し「考える」「議論する」など多目的な学びを深める空間としたい考え。修学旅行や校外学習での訪問を促す狙いもある。

 新施設は広さ300平方メートル弱。3面スクリーンではドローン撮影の臨場感ある映像や歴史的資料を映し出し、遠隔地とつないだ講演会も開催が可能となった。施設内で児童や生徒が食事をすることもできる。

 14日の記念式典では1934年に撮影された竹島のアシカ猟の映像を紹介した。