2012年に9人が死亡、3人が重軽傷を負った中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故は2日、発生から13年となった。トンネルの出口付近にある慰霊碑で、遺族らが黙とうし、献花した。
遺族ら40人以上が参列。雲一つない青空の下、厳しい表情で慰霊碑に向かい、手を合わせた。トンネルを管理する中日本高速道路(名古屋市)の縄田正社長も深く頭を下げ、花を手向けた。
中日本高速道路は、現場から約8キロ離れた初狩パーキングエリアの別の慰霊碑前で追悼慰霊式を開催。
事故は12年12月2日朝、上り線のトンネル内で天井板が落下し、車3台が下敷きになった。天井板のつり金具を固定するボルトの強度低下が原因とされる。





