上野賢一郎厚生労働相は2日の閣議後記者会見で、例年より速いペースで感染が広がっているインフルエンザについて「今後のさらなる拡大に備え、医療提供体制の確保やワクチン、治療薬の安定供給に取り組む」と述べた。

 全国約3千の定点医療機関から11月17〜23日に報告された感染者数は1機関当たり51・12人。39都道府県で警戒レベルとされる30人を超えた。

 上野氏は「基本的な感染対策の徹底をお願いしたい」とし、手洗いやマスク着用、予防接種の検討、体調不良時の早めの受診を呼びかけた。