11月21日から23日まで、中国、スペイン、オーストラリア、イタリアなどの国・地域から1000人近い第一線の専門家が楽城に集まり、世界各国の医療の最新動向について議論しました。
AsiaNet 201278 (0315)
【瓊海(中国)2025年12月1日新華社=共同通信JBN】第1回 Global Innovative Pharmaceutical and Medical Device Expo(グローバル革新的医薬品・医療機器博覧会)および第4回International Conference on Real-World Studies of Medical Products(医薬品リアルワールド研究国際会議)がこのほど、ボアオ楽城国際医療観光先行区(Boao Lecheng International Medical Tourism Pilot Zone)で開催されました。同イベントでは100種類以上の最先端国際医薬品・医療機器が展示され、政府、産業界、学界、研究機関から約1000人の要人が集結、医療イノベーションにおける最新の画期的成果を探求しました。
中国唯一の「医療特区」である同先行区は、国内外から30以上の医療機関を誘致、世界中から520以上の先進的な医薬品・医療機器を導入して20万人を超える患者に恩恵をもたらしています。
同博覧会中、中国工程院院士のZheng Shusen氏、中国科学院院士のWei Yuquan氏、シンガポール心臓財団会長のTan Huay Cheem氏ら一流の医療専門家が、希少疾患に対する世界的な革新的治療法の進展、診断・治療におけるAI搭載聴診技術の変革的役割、先進肝がん治療への新技術統合といった、業界で焦点となっている諸課題について議論しました。
同博覧会では、医薬品、医療機器、機能性食品、バイオメディカル技術分野の100件以上の国際的イノベーションも紹介されました。特に注目されたのは、小細胞肺がんの新たな治療法、世界初のインテリジェント人工内耳システムや、腫瘍、AI支援診断、細胞治療などの分野における画期的成果の数々でした。
Hainan Boao Lecheng International Medical Tourism Pilot Zone Administration Bureau(海南ボアオ楽城国際医療観光先行区管理局)のFu Sheng局長は「本博覧会は、100人を超える中国人医師に世界の医療進歩に直接アクセスする場を提供するだけでなく、患者の喫緊かつ複雑な医療ニーズに実践的解決策を提供します。楽城は、革新的な医療製品の展示、導入、開発、データ収集のグローバル拠点として台頭しつつあります」と述べました。
博覧会と同時開催されたInternational Conference on Real-World Studies of Medical Productsでは、世界保健機関(WHO)や米食品医薬品局(FDA)をはじめとする国際機関、規制当局、企業、研究機関からの参加者が、中国の国際的かつ革新的な医療製品の導入加速化に向けた方策について活発な議論を交わしました。
写真説明:11月21日から23日まで、中国、スペイン、オーストラリア、イタリアなどの国・地域から1000人近い第一線の専門家が楽城に集結、世界各国の医療の最新動向について議論
ソース:Hainan Boao Lecheng International Medical Tourism Pilot Zone Administration Bureau









