産経新聞社は2日、運営するインターネットメディア「emogram(エモグラム)」で、5本の記事盗用が判明したと発表した。同社によると、いずれも同じ派遣スタッフがネット上にある記事をコピーし、語尾などを変えて配信していた。既に削除し、元の記事を報道した機関に謝罪した。

 盗用が分かったのは11月17〜25日に配信した「【珍事】犯人が目の前にいるも郵便物盗まれる!!目的などすべてが不明」など5本。読売新聞や千葉日報のオンライン記事をコピーしていた。

 外部からの指摘で発覚した。エモグラムの記事はデスクがチェックしているが、10月下旬以降、盗用のあった5本を含む一部を業務委託の編集者が担っていた。