展示室で過ごす臥桜(手前)と未桜=2023年11月(長野県の須坂市動物園提供)

 長野県の須坂市動物園は7日、飼育していた雄のベンガル系トラ「臥桜」が3日に老衰のため死んだと発表した。園によると、国内飼育下のベンガル系では8月に同園で死んだ双子の雌「未桜」とともに最高齢の20歳だった。人間に例えると100歳近いという。

 未桜の死後に食欲不振となり、園は11月中旬から展示を中止。寝室で過ごしていたが、今月3日、死んでいるのを飼育員が発見した。

 臥桜と未桜は2005年に山口県の秋吉台自然動物公園サファリランドで生まれた。08年に須坂市動物園に入り、一緒に過ごしていた。