柔道のパリ五輪女子48キロ級金メダルの角田夏実(33)=SBC湘南美容クリニック=が現役引退の意向を固めたことが7日、全日本柔道連盟(全柔連)関係者の話で分かった。体重無差別で争う4月の全日本女子選手権に出場後は実戦から離れており、近日中に強化指定辞退届を全柔連に提出する方向だという。
角田は6月の世界選手権代表から外れ、グランドスラム(GS)東京大会も辞退していた。7日にGS東京大会(東京体育館)のイベントに出席後、今後について「会社と相談していて、そろそろ発表とか手続きをしているところ」と述べた。
全柔連関係者は「強化選手としてはもう活動しないだろう。次の五輪を目指すことがどれだけ大変かも分かっていると思う。気持ちが固まったところで、早めにしかるべき対応をする」とし、近日中に進退について発表する見解を示した。
千葉県出身の角田はともえ投げ、関節技を武器に活躍。初出場のパリ五輪では31歳11カ月で日本柔道史上最年長優勝を果たした。






