青森県で8日夜、震度6強を観測した地震ではけが人が相次ぎ、共同通信の集計では北海道と青森、岩手の3道県で少なくとも計51人。液状化とみられる現象や断水が発生し学校も休校。青森県むつ市の病院では入院患者が自衛隊などの支援で近くの医療機関に移送された。
北海道内のけが人は11人で内訳は重傷1人、軽傷10人。青森県では36人が負傷。岩手県では自宅で転倒するなどして4人がけがをした。
むつ市のむつ総合病院ではスプリンクラーが故障し、入院病棟の一部が浸水。約80床が使えなくなり、病院はDMATや自衛隊の支援を受け、希望した患者を近隣の医療機関に移した。
青森県八戸市の「八戸港フェリーターミナル」では地面に亀裂が入り、水や砂が噴き出しており、複数箇所で液状化とみられる被害が起きた。
高速道路や国道などで通行止めとなる箇所があり、JRでも特急や普通列車が一部運休した。
公立の小中学校、高校などの休校は北海道で計48校、青森県で計139校。水道管が破損により、青森県七戸町と階上町、岩手県久慈市と軽米町で断水が発生した。





