記者会見する自民党の萩生田幹事長代行=9日午前、東京・永田町の党本部

 自民党は9日、党本部で総務会を開き、罰則規定を盛り込んだ議員立法の日本国旗損壊罪法案を了承した。関係者が明らかにした。これに先立つ政調審議会でも了承され、党内手続きを終えた。日本維新の会などと調整した上で法案を提出し、今国会中の成立を目指す。ただ野党からは、憲法で保障された「表現の自由」を侵害しかねないなどと批判が出ている。

 萩生田光一幹事長代行は記者会見で「自国の象徴である国旗を侮辱目的で損壊する行為を罰することは国家として当然の責務だ」と強調した。

 自民の法案では「人に著しく不快、嫌悪の情を催させる方法で公然と損壊、除去、汚損した者は2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金に処する」と規定。処罰対象には損壊している状況のライブ配信や、動画を交流サイト(SNS)などに配信、投稿する行為も含まれる。

 表現の自由に留意し、自民は処罰対象になる場合と、ならない場合の想定例をまとめた。スポーツの日本代表チームを応援する国旗への寄せ書きや、実写映画での損壊場面の上映などは対象外とした。