県警が押収した仏像や水晶=23日午後、養老署

 仏像や水晶の訪問販売で高齢者の不安をあおって契約を迫ったとして、岐阜県警生活環境課、養老署は23日までに、特定商取引法違反(威迫・書面不交付)の疑いで、名古屋市天白区原、自称無職の男(64)を逮捕、送検した。認否は明らかにしていない。

 

 逮捕、送検容疑は昨年10月15日~今年5月13日ごろ、仏像や水晶の販売で養老郡養老町の無職女性(81)ら岐阜、愛知両県の70~80代の女性3人の自宅を訪ね、「今年の運気は良くない」「息子があと3年で死んじゃうよ」などと不安をあおって契約を迫った疑い。また、売買契約の解除に関する事項などを記載した書面を交付しなかった疑い。逮捕は22日付。

 県警生活環境課によると、仏像は縦約6センチ、横約5・5センチ、厚さ約1センチで、水晶は直径約7センチ。養老町の女性は18万円で仏像を契約したほか、愛知県安城市の無職女性(75)は仏像を25万円で、同県西尾市の無職女性(83)は30万円で水晶をそれぞれ購入した。養老町の女性から「突然家に来た人から『運気が良くないからお守りを買ったほうがいい』と言われ、怖くなって契約してしまった」と養老署へ相談があり、容疑者が浮上した。

 県警は、東海地方で同様の訪問販売を繰り返していたとみて調べており、「不安を感じたら家族や最寄りの署へ相談してほしい」と呼びかけている。