オグリの里

 ラストランでの有馬記念制覇をたたえる伝説のオグリコールから四半世紀。2010年の永眠後も、全国の競馬ファンが選ぶJRA「未来に語り継ぎたい名馬」のベスト3にランクされるなど、輝きを増し続けるオグリキャップ。名馬、名手の里・笠松競馬からJRA入りして快進撃を続け、地方と中央の垣根を超越した走りでファンの心をつかんだ。地方・中央の人馬交流の懸け橋となった功績を広く顕彰するとともに、その魅力を皆さんと語り継ぎたい。

ラブミーチャン記念、笠松勢ワンツー

写真:ラブミーチャン記念をチェゴで勝った佐藤友則騎手(中央)。高知の赤岡修次騎手(左)らと腕を競った

ラブミーチャン記念をチェゴで勝った佐藤友則騎手(中央)。高知の赤岡修次騎手(左)らと腕を競った

 11月の笠松競馬は、地方全国交流重賞のラブミーチャン記念、笠松グランプリを開催。まずは、北海道から移籍してきた2頭の笠松勢が、痛快なワンツーフィニッシュを決めてくれた。

 2歳牝馬による第4回ラブミーチャン記念(1600メートル、SPT)は、佐藤友則騎手が騎乗した2番人気チェゴ(井上孝彦厩舎)が2番手から差し切った。向山牧騎手のバレンティーノ(尾島徹厩舎)が、2馬身半差の2着に突っ込んだ。ともに門別の新馬戦でJRA認定勝ちを収めた素質馬。その後は伸び悩んでいたが、笠松の名門、若手厩舎の「再生工場」で鍛えられて、潜在能力を開花させてくれそうだ。

 笠松デビュー戦を勝ったチェゴはスクリーンヒーロー産駒。先行力を生かせる笠松の馬場が合ったようで、いきなりの重賞制覇となった。レース名がプリンセス特別からラブミーチャン記念になってから、笠松勢の勝利は初めてで、佐藤騎手も初制覇。歴代の優勝馬はジュエルクイーン(北海道)、ミスミランダー(同)、ヤマミダンス(金沢)で、その後の活躍が目覚ましい。チェゴも出世馬として飛躍が期待できそうだ。(続きを読む...)

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筆者プロフィール

【ハヤヒデ】
80年代から笠松競馬を愛し、オグリキャップの走りに感動した競馬ファンの一人。岐阜新聞社に勤務。