ふるさとへの便り

ご当地キャラカクテル(その2)

写真:やななカクテル

やななカクテル

 柳ケ瀬のご当地キャラといえば、惜しまれて引退した「やなな」です。今でも根強いファンの方が、やななの面影を感じるために柳ケ瀬に訪れています。

 やななもご当地カクテルとして提供していますが、制作までには長い道のりがございました。

 私が名古屋から柳ケ瀬に戻り、岐阜新聞に掲載されたことから始まりますが、そこで来店されたのが、やななの仕掛け人である、通称“鬼マネ”のS氏です。現在のお店の屋号も、S氏が私を、「柳ケ瀬の魔法使い」と言ったことがヒントになっております。

 当時、先に紹介した『ミナモカクテル』の記事を見たS氏から、「カクテルを作ったら、やななのコラムで紹介するのに」と言われたのは、柳ケ瀬でのご当地キャライベント前の話でした。

 やななは、岐阜の枝豆をPRしていると聞いていましたが、季節は晩秋に入ったころ。さすがに枝豆を手に入れることができません。「他に何かありますか?」と尋ねると、春は蜂蜜、夏は枝豆、秋は柿、冬はイチゴとPRしている物が違うと聞き、季節的に、イチゴのお酒をベースにして制作させていただきました。

 やななと判別するデコレーションには、顔をステンシルの要領で制作し、ココアパウダーで仕上げる方法にしました。これを第一段として、季節ごとに味を変えて作ってと言われ、さらにノンアルコールを加えてバリエーションは5種類になりました。

 このカクテルは、制作したころには反響らしい反響がありませんでしたが、やななが引退を発表したころから問い合わせが増えて、引退前のクリスマスイベントでは、全国からカクテルを飲みに訪れるお客さまでにぎわいました。

 その後、「まだ本物ではない」と、S氏のこだわりがあり、やななの漫画を描いていた漫画家の先生と来店された時に、プレート用のデザインをお願いして、ようやく完成したカクテルとなりました。

 ファンの皆さまから、「引退しても作り続けてほしい」とのお言葉をいただき、今でも懐かしむように、『やななカクテル』を飲みに来店するお客さまがいらっしゃいます。

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