ふるさとへの便り

レシピは一つではない

 バーや居酒屋、はたまた自宅でもカクテルをたしなむ方は多いと思いますが、そのカクテルに疑問をもたれたことはありませんでしょうか。

 知っているカクテルを注文して、「他で飲んだものと味が違う」とか、「見た目が違う」などなど。なぜにそのようなことが起こるのかというと、同じ名前でもレシピが違う、同じ名前なのに材料、分量などが違うというところがあります。

 カクテルは、全世界が同時進行で、毎日、新しいカクテルが作られています。違う国で同じものが生まれている可能性もあるわけで、なんらかの形で同じように書籍やインターネットにでると、同じカクテルが増えるというカラクリです。「当店では、使用する材料を研究して配合を変えました」ということもあり、違うものが出てくる原因となるわけです。

 一例として、ジン・フィズとトム・コリンズというカクテルを比べると、作り方、材料は両者とも同じなのですが、使用するグラスで名前が違います。生まれてきた経緯の違いなどはありますが、味わいは一緒といってよいでしょう。

 マティーニに至っては、レシピ違いで300種類以上もあります。これだけのレシピがあると、おいしさや好みは、飲み手が決めるカクテルという感じになります。

 私自身、覚えていないカクテルのオーダーを受け、レシピを調べ、3回も作り直しをした経験があります。お客さまで、「カクテルが分からない」と言われる方がいらっしゃいますが、恥ずかしいことではありません。好みを伝えて自分に合ったカクテルを探しましょう。

このコラムに対するコメントをお寄せください

ネーム:(必須)
メールアドレス:(必須・半角英数)
コメント:

※投稿は承認後、順次掲載します。そのためすぐには反映されません。

※メールアドレスが公開されることはありません。

「岐阜酒好物語」一覧

〜バックナンバー〜

※項目をクリックでリスト展開。