ふるさとへの便り

荒城の月

写真:荒城の月

荒城の月

 夏も終わり、秋になって一番のイベントは、中秋の名月のお月見というところでしょうか。ススキの穂と月見団子に、里芋、枝豆、栗などを飾り、お酒を供えるのが古くからの習わしです。

 お月見から思い浮かぶ曲といえば、明治34年に瀧廉太郎が作曲した「荒城の月」ではないでしょうか。

 それから月日がたち、昭和26年、場所は、東京の日本劇場で開催された、全日本コクテールコンクール(当時の表記です)で、市原保喜氏製作のカクテル「荒城の月」が1位を獲得しております。

 オリジナルは材料指定もあり、現在では、使用されたお酒が終売などにより手に入らないのですが、当時のレシピを紹介したいと思います。

 ヘルメスドライジン3分の1ヘルメスデリカワイン(白)3分の1、卵白2分の1、レモンジュース1BST、ウズラの卵の卵黄1、ペパーミント3ダッシュ、ミントの葉を飾る。となっております。

 レシピの表記でBSTとありますが、バースプーンの意味と思われ、現在の表記では、1TSP(ティースプーン)となります。大会で優勝したにも関わらず、普及しなかったカクテルの一つですが、その最大の理由は、ウズラの卵を使うところでしょう。

 バーで注文する方は、前もってウズラの卵を用意してもらうか、持参して、「作ってほしい」と、オーダーをするのが良いと思われます。

 このような、少しひねりの効いたカクテルを注文して、秋の夜長の話のネタにしてみるのも良いかもしれません。

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