ふるさとへの便り

悩ましい秋

写真:洋ナシのカクテル(手前)と桃のカクテル

洋ナシのカクテル(手前)と桃のカクテル

 まだ、体感では暑さが残っておりますが、季節は秋となっております。カクテルの材料を仕入れに、スーパーへ出向き、青果コーナーへ足を運ぶと、秋のフルーツに切り替わっております。

 秋のフルーツといえば、初秋は、桃から始まり、プラム、イチジク、ブドウ、梨、晩秋には柿というあたりが並びますが、バーテンダー泣かせな果物が多くなるという季節でございます。

 中でも、日本の梨と柿は使いづらいと、個人的に思う果物です。理由を申しますと、まずは梨です。果汁はタップリありますが、果肉は溶けず、出来上がりが分離してしまい、また、果汁だけになると風味が弱く、素材の味で提供することが難しいのです。しかし、この時期に洋ナシも手に入れることができ、こちらの方が果肉も溶けやすくカクテル向きです。

 柿は、完熟した物を使用すると、果肉も溶け込み、おいしいカクテルに仕上がりますが、その状態の物を使おうと思うと、季節をまたいで冬にしか提供できず、タイミングを逃してしまいます。

写真:ベイビーキール

ベイビーキール

 そんな中で使いやすい物がブドウです。絞ることで十分な果汁も確保できます。ぶどう果汁を使ったカクテルを紹介すると、ベイビーキールというカクテルがございます。

 カシスリキュールをぶどう果汁で割るだけのシンプルなカクテルですが、それはおいしく上品な味わいに仕上がります。

 いろいろなお店で、秋の味のカクテルが提供されていると思いますので、その仕上がりを飲み比べしながらお店を回るのも面白いと思います。

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