岐阜酒好物語

レインボー

 お酒を外へ飲みに出かける方で、バーをよく利用される方ならば、一度は聞いたことがある名前で、「レインボー」というカクテルがございます。

 これは、プースカフェといわれるカクテルのスタイルの一つで、お酒やシロップなどが混ざらないように比重で分けてグラスに積み重ねていく作り方になります。

 言葉の意味は、食後のコーヒーを押しのけるという意味合いを持っていて、食後酒として飲まれるカクテルですが、食事の後のデザート文化がいまだ乏しい日本では、定着率の低いスタイルというところです。

 その中で、「レインボーが作れなければ一流じゃない」などといわれた時代もあったりしました。言葉の裏を返せば、お酒をよく知っている、理解しているということであったのかもしれません。

 一つのショットグラスに、7色のお酒が積み重なったそれは、見た目は非常に美しいのですが、味の方は正直なところ、おいしいとは言いがたい一杯のような気がします。

 また近年では、新しい7色のカクテルが出てきています。上記のプースカフェスタイルのものは、一つのグラスなのでシューターと呼ばれますが、新しいスタイルはレインボーショットといわれ、一つのシェーカーに入れられた材料を七つのショットグラスに注ぎ分けると、手品のように色が変わっていくというものです。

 シューターにしろショットにしろ、レインボーを作る手際が悪いと色が混ざりすぎて全て台無しになるので、作り手側としては、かなり気を使うカクテルです。

 皆さま、ご注文されるときは、状況によりお断りされることも多いので、断られても気分を害さないようにしてくださいませ。

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