岐阜酒好物語

メタクサ

写真:メタクサ・ファイブスター

メタクサ・ファイブスター

 お題を見て、すぐに何かわかる方は、かなりいろいろな洋酒を飲んできた方だと思います。ここ最近は、飲まれる方が少ないブランデーですが、その中の一つで、ギリシャで造られているお酒を取り上げます。

 19世紀の頃のお酒は辛いものが多い中で、甘口で気持ちよい食感のお酒を、と独立戦争から50年後の1888年にギリシャ初ブランデーを、スピロス・メタクサが発売しました。

 ブランデーの名前は、「メタクサ」といい、ワインを蒸留したものにマスカットから造られたワインを加え、バラの花、何が使用されているか非公開となっている香草類から抽出したエキスと甘味料を加え味を整えたお酒でございます。

 ワインを蒸留したものと書きましたが、ギリシャは、世界でもっとも古いワイン生産国の一つです。

 このブランデーの名前の直訳は、絹という意味らしく、飲み口を表していると思うところですが、ギリシャでは、メタクサスという人名が多いということもあり、わかりやすい商品名にしただけとも考えられます。

 そしてラベルには、ギリシャ連合軍とアケメネス朝が衝突した、サラミスの海戦と古代ギリシャの三段櫂船(さんだんかいせん)が描かれています。

 このブランデーは、65カ国に輸出もされていて、驚くことに宇宙で初めて飲まれたお酒として記録されています。

 好みが分かれやすい、ハーブの香りが効いたブランデーですが、趣向を変えて、古い歴史の話を肴(さかな)に飲まれてみてはいかがでしょうか。

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