岐阜酒好物語

君の名は。

写真:口噛み酒をイメージした「聖地の酒」

口噛み酒をイメージした「聖地の酒」

 茨城県から、年に数回ほど来店していただけるお客さまに「口噛み酒(くちかみざけ)ってありますか?」と聞かれました。岐阜の飛騨地方が登場し、大ヒットを記録しているアニメーション映画「君の名は。」に出てくるお酒です。

 この口噛み酒は、東南アジアから南太平洋域で造られたのが始まりではないかといわれています。また日本では、縄文時代後期以降に造られていたとされており、沖縄の一部では、1930年代まで造られていた記録があるようです。

 日本や台湾では神事の際にも造られており、原料を噛む人を巫女か処女に限定されていたといわれています。余談ですが、ブドウを踏み潰してワインを造るときも処女が選ばれていたといいます。

 話を戻して、「君の名は。」の口噛み酒をイメージされた日本酒が発売されています。飛騨市古川町の渡辺酒造店が発売する「聖地の酒」です。

 男子高校生、立花瀧(たちばな・たき)が、女子高生の宮水三葉(みやみず・みつは)を探しているときに立ち寄る気多若宮神社は、飛騨市のパワースポットでもある場所で、その神社の正面で収穫された酒米「飛騨ほまれ」を原料にし、自家井戸清水「不老不死水」で精魂込めて造られた奉納精酒です。

 映画のような運命的な出会いを求める皆さま、身体が入れ替わることはありませんが、ご賞味してみてはいかがでしょうか。

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