FC岐阜が10日行ったJリーグ準加盟申請。来年のJ2参入を果たすには、チームがJFL上位に食い込むことが絶対条件だが、申請の提出にこぎ付けたことはチーム運営にとって大きな前進といえる。今後は県などの自治体支援の中身も明らかになってくるとみられる。FC岐阜とサポートする地元の状況を、Jリーグが「プロサッカークラブ」と判断するのか、否か―。認定の行方に注目が集まっている。

 今季のFC岐阜は大幅な運営費増加が見込まれ、チーム運営費や強化費などに約2億円を見積もっている。「資金繰りのめどは立っている」と吉田勝利岐阜フットボールクラブ(岐阜FC)取締役は手応えを示しており、J2入会基準の「入会直前年度の年間事業収入が1億5000万円程度」を満たす可能性が高い点は大きい。またチームスタッフの人数増など、Jリーグが指摘した課題を改善する予定もあるといい、吉田取締役は「(この日申請した)4クラブ中、FC岐阜は準加盟に一番近い」と自信をのぞかせた。

 ただ、この日提出が見送られた「ホームタウン自治体の支援文書」は、認定に向けた必須条件となるために、今後の県の対応に注目が集まる。県は昨年末に岐阜FCの支援要請を受け、支援の方針は明確にした。しかし、支援内容を県とクラブが協議する場すら整っておらず、県はクラブの自立した経営能力の確認や具体的な支援方法などを検討している段階。支援文書は追加提出できるものの、県初のプロスポーツチームの誕生に向け、チームと県などの自治体が一体となり、連携を密にする必要性が高まっている。

【Jリーグ準加盟申請】

 日本サッカー協会(JFA)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が募集する昨年から始まった制度。審査を経て認定されなければ、Jリーグ2部(J2)入りを果たすことはできない。審査基準は▽法人の資金繰り▽自治体の支援体制▽ホームスタジアムの利用状況―など多岐にわたる。J2入会基準によると、準加盟クラブに認定されて1年以上経過しなければJ2入りできないため、2008年の参入を目指すFC岐阜などのJFLチームはこの時期に申請を行う。昨年はJFLのロッソ熊本が準加盟を認められたが、熊本はJFL5位に終わり、「JFLで原則2位以内」の入会基準を果たせずJ2入りできなかった。

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