試合に敗れ、互いに健闘をたたえ合うFC岐阜イレブン=30日午後3時53分、神奈川県平塚市、平塚競技場 サッカー・Jリーグ2部(J2)のFC岐阜で、今季主力として活躍した多くの選手が来季に向けては戦力外通告を受けていることが30日、分かった。スポンサー企業などが少ないため経営が厳しく、選手を大量放出せざるを得ない苦しい運営状況が浮き彫りになった。FC岐阜を運営する岐阜フットボールクラブ社長の今西和男ゼネラルマネジャー(GM)は「苦渋の決断」とし「来季の戦力ダウンにつながらないような補強、強化に努めたい」と話している。

 FC岐阜は現在トップチームに33人の選手を擁し、うち今季のリーグ戦20試合以上に出場した選手は13人。この中で戦力外となる選手は半数近くの6人に上り、チーム全体では10人を超える見込み。ファンの間では波紋を広げそうだ。

 一方でFC岐阜は同日までに、高卒、大卒選手計9人の獲得を発表している。新卒選手の年俸の上限はJリーグでは低く制限され、年俸がかかる中堅、ベテラン選手の多くを放出する代わりに、人件費のかからない若手を獲得し、育成も視野に入れた“省エネ”経営にシフトする意向とみられる。

 ある選手は「若手にシフトするというコンセプトはいいけど、頑張ったのに戦力外になったのは気持ちいいものではない」と複雑な心境を明かした。今西GMは「健全なクラブ経営を目指すために人件費を圧縮する苦渋の決断。今季は赤字となる見込みでやむを得なかった」と話している。

 今季、FC岐阜は現在15チーム中の13位で、12月6日に岐阜市の長良川競技場で行う1試合を残している。

(写真)試合に敗れ、互いに健闘をたたえ合うFC岐阜イレブン=30日午後3時53分、神奈川県平塚市、平塚競技場

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